事業に至る経緯
はじめまして、株式会社紫音の福井久美子と申します。
「クロスメイク」という言葉を初めて聞かれる方も多いと思います。イメージとしては、クロス(壁紙)にメイク(お化粧)をすると捉えてください。
私が何故この事業を行うに至ったか、その経緯を簡単にご説明します。
操り人形のような子供時代
子どもの頃の私は、目立つこと、人の注目を浴びることがとても嫌でした。そのため、人の期待する姿を演じ続けていました。自分が何が好きか、何をしたいかではなく、何がよいことで、人に受け入れられるのかという基準で、物事を選択していました。
気が付けば、私は自分が何が好きなのか、何を感じているのか、自分の感情そのものがわからなくなっていました。
自分を取り戻す旅が始まったのは、30歳になった頃でした。そして、気づいたのは、工事の現場が大好きだということでした。男性の職場だという思い込みで、私はその気持ちを長年押し込めていました。
どうして男性ばかりなの?
その一方で、工事や各種点検で自宅に来る業者の人は、なぜ、男性ばかりなのだろうと思っていました。女性として、いくら業者の方とはいえ、自分ひとりしかいない自宅に、見ず知らずの男性の方が入ってくることに抵抗を感じていました。
他にも、同じように感じている女性は多いはず、ということは、ニーズは多いはずだと考えました。
クロスメイクとの出会い
その時に出会ったのが、「クロスメイク」でした。体に害を与える有害物質は含まれていず、化学物質が苦手な私でも、窓を開けずに作業できます。(私は肌が弱く、お化粧ができない体質です。)一般的に、住まいやインテリアにこだわりが強いのは女性、女性の感性が活きる仕事だと思いました。
日本全国で400以上あるクロスメイク正規代理店の中で、女性が行っているのは、ほんの数社のみで、後に続く人達のためにも道を切り開きたいと思いました。これがクロスメイク事業をスタートさせるきっかけでした。
実際初めてみると…
しかし、実際に事業を始めてみると、女性よりも、男性の方からのご依頼が多かったです。「実際の施工は男性の人が来るのでしょう?」という言葉もたくさんいただきました。こういう仕事は男性がするものという固定概念がある証拠です。
最初は「この人で大丈夫なの?」と疑ってみていた方も、作業が進むにつれ、「この仕事は意外と女性の方が向いているかもしれないね!」とおっしゃいます。
もちろん、私はこの仕事は女性の方が向いているというつもりはありません。固定概念が可能性をつぶすこともあると言いたいのです。
既成概念を捨て 工夫を重ねる
そして、固定概念をなくすために取り組んでいることがもう1つ、それは、社有車ではなく、公共交通機関で現場に行くということです。キャリーバックをコロコロと引いて歩いています。都会の場合、交通渋滞に巻き込まれることもなく、この方が何かと便利だったりします。
既成概念を捨てることで、生活はより便利に、より楽しくなっていきます。1つずつ工夫を重ね、より良いサービスが提供できるよう日々、成長していきたいと思います。
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